【CZUR Shineをレビュー】裁断なしで本や雑誌をデジタル化！どこでも使える多機能スキャナー

本や雑誌を裁断なしで楽に電子化したいと思うことはありませんか？

その他にもビジネスマンの方であれば、名刺や資料などデジタル化して管理しておきたいものが多いと思います。

そこで今回おすすめしたいのが、CZUR社のスマートスキャナーの最新モデルである、この「CZUR Shine」です。

マットの上に置いてボタンを押すだけというスキャンの悩みをすべて解決してくれるオーバーヘッドスキャナーです。

CZUR Shine（シーザーシャイン）とは

CZUR Shineは、本や雑誌を裁断することなく素早くデジタル化できるCZUR TECH社のオーバーヘッドスキャナーです。

※フラッドベッドスキャナー＝従来の一般的な形のスキャナー

2019年にクラウドファンディングが行われ、多くの申し込みがあった「CZUR Aura」がポータブルに進化したのが、今回紹介するCZUR Shineです。

現在はクラウドファンディングサイトの「Makuake」にて、応援購入することが可能です。

本レビュー記事を執筆中のタイミングでは残り30日ですが、この時点ですでに応援購入総額が目標金額の150倍、購入者が約3400人であり、その人気と需要が伺えます。

CZUR ShineのMakuakeページ画像

CZUR Shineは一般販売予定価格が29,920円ですが、Makuakeからの応援購入であれば、24%オフの22,700円で購入可能です！

CZUR Shineのパッケージと付属品

CZUR Shineの箱はこんな感じで、横に持ち手が付いています。

箱を開けるとしっかり収納されており、説明書や各種付属品が入っています。

CZUR Shineのセット内容

CZUR Shineのセット内容は以下の通りです。
3つの黒い箱にはフットペダルや指サックなどの各種付属品が入っていました。

今回提供していただいたCZUR Shineに付属していた取扱説明書は英語版でしたが、製品版ではしっかりと日本語版が付属するとのことです。

CZUR Shineの準備

PCとの接続

まずは、CZUR Shine本体とPCをUSBケーブルで繋ぎ、フットペダルを接続します。

次に、取り込みたい書籍などを置くソフトパッドを準備します。
丸まって入っていますが広げても大きな反りはなく、すぐに使用可能です。

また、ソフトパッドには向きがあり、CZUR Shine本体がぴったりと設置できるようになっています。

専用ソフトウェアをインストールする

CZUR Shineを使用するには専用のソフトウェアが必要です。
付属CDはバージョンが古くなっているため、公式サイトから最新版をダウンロードする必要があります。

ソフトウェアは初回に製品のシリアルナンバーを入力する必要があります。
CZUR Shine本体の底面部にあるSNの横に書かれたシリアルナンバーを入力しましょう。

CZUR Shineの専用ソフトウェアはこんな感じです。
右下のスキャンからスキャン画面へ移行できます。

専用ソフトウェアの画面

CZUR Shineの使用感

CZUR Shineを実際に使ってみての使用感をご紹介します。

伸縮可能でA3サイズから名刺まで幅広く対応

CZUR Shineの本体は7.4cm伸縮可能な可変タイプです。
スキャンの対象物のサイズやスキャンの範囲に合わせて、使い分けましょう。

左：短い状態　右：伸ばした状態

対象を自動スキャン

まず試しにCZUR Shineで付属の取扱説明書をスキャンしてみました。
オレンジの枠が表示され、対象を自動で認識しています。そのため、後からトリミングなどを行う必要もありません。

また、CZUR Shineはデスクライトも兼用しています。
ヘッド部分に対象物を明るく照らすためのライトが2つ付いており、その間にカメラがあります。

先ほどの取扱説明書のように光沢のあるものだと、光が反射して白く映ってしまうことがありますが、ライトの強さはダイヤルで調整可能なのである程度対応可能となっています。

湾曲もしっかり自動補正

本や雑誌をスキャンする際に気になるのが、本の湾曲です。
しかし、CZUR Shineには湾曲を自動でフラットな平面にしてくれる補正機能が備わっています。

まずは本の中心を合わせて、右のページ処理方法から「湾曲した本」を選びます。

スキャンしたページは左右に分割して保存されます。非分割も可能です。
押さえつけて平面にする必要もなく、しっかりとフラットな状態で読み込まれています。

湾曲のスキャン（左ページ）

湾曲のスキャン（右ページ）

見開きのページを抑えている指や指サックも画像中から検出して自動で削除してくれます。
CZUR Shineはこのような補正機能が豊富で、かなり使いやすいスキャナーになっています。

要望として、スキャン範囲や本の中心が合っているかの確認でPC画面を見なくていいように、ソフトパッド上にそれらの枠を投影してくれるといいなと思いました！

名刺などを並べて一気にスキャン

CZUR Shineでは、複数のものを一度にスキャンすることが可能です。
今回はトランプを使っていますが、名刺などの小さくて数が多いものを一度にスキャンしたいときに役立ちます。

フラットペーパーの右側にある設定から「マルチターゲットページング」を選択することで、設定可能です。

マルチターゲットページングの設定後、一度のスキャンでしっかりと8枚のトランプが読み込まれていました。

そして、スキャンしたトランプがこちら！

OCR（光学文字認識）機能で検索にも対応

CZUR Shineは、高品質なOCR機能が搭載されています。

この機能により、スキャンした画像データから文章をWord、Excel、PDFへと出力することができます。
設定面で精度が出ないケースがあるとのことで、設定では「その他」→「ENGLISH」と「JAPANESE」を双方チェックボックスをいれた状態にするようにしましょう。

コンパクトで軽くて持ち運びも可能

CZUR Auraのコンパクトモデルと言うこともあり、重量と大きさにこだわった設計がなされています。
本体重量はわずか1kgで、高さは33.5cmです。

CZUR Shine本体のみの重さ

接続端子はUSB Type-Aで、重たいACケーブルなどは必要ありません。PCに接続するだけですぐに使用できるのが魅力ですね！

大きさに関しては、全体的にはコンパクトですが、基台部分とバー部分は折りたたむことができません。そのため厚みのないバッグやかばんへの収納は注意が必要です。
Makuakeのクラウドファンディングページでは、リターンとしてCZUR Shineを収納・固定する事に優れた汎用性の高い「防滴バックパック」も用意されています。

CZUR Shineのまとめ

CZUR Shineは書籍を裁断することなくスキャンできるかなり優れた製品です。

今までは大型で場所を取りがちだったスキャナーですが、これなら手軽に使えて重宝すると思います。

今回実際に使ってみて、その使いやすさと多機能さに驚きました！無駄のないデザインでデスク上に置きっぱなしにできるのがほんとに楽ですね。

いま手元にある本の電子化を検討している方に、ぜひおすすめの製品です！